0910
午後5時、東京駅着。新幹線を降りると、とにかく暑い。小諸より湿度が高く、駅のホームはエアコンや電車が放出する熱が体にまとわりついてくる。
そのまま長野に帰りたい気分だった。ベトナムより暑いもの。
サイゴンも暑いことは暑いけど、どちらかというとサイゴンの暑さのほうがすごしやすい。暑さの質が微妙に違う。
同じベトナムでも、サイゴンと北のハノイではまた暑さが違う。一度しか北には行ったことがないけど、ハノイの夏はとにかく暑かった。
東京駅までカメラマンの先輩、武島さんが車で迎えに来てくれた。今年も葛西のアパートに居候させてもらう。いつの間にか3年目。毎年ホント助かります。
部屋に荷物を置き、すぐに夕飯、というか飲みに行く。
久しぶりに会って話すことは、やはり写真のことが多くなる。カメラマンという仕事を選んで良かったというのが、一致する意見。
0911
マックで昼飯を食べ、都心へ出かける。
マックのトレーにスタッフ募集の広告が載っていて「クルーリ、クルート」と書いてあった。
なんだよそれ、と思ったのだが、よく見たら「クルー、リクルート」だった・・・
なんだよそれ・・・
僕がベトナムにいる間に新しい言葉ができたのだと思ってしまったよ。「、」も「スペース」も入ってないんだもの。
銀座のモデル事務所に挨拶に行き、仕事のスケジュールなど軽く打ち合わせ。
キャノンのサービスセンターでRCさんと待ち合わせ、リコールがかかっていたレンズ2本と、5Dを点検修理に出す。
そのまま西荻事務所にお邪魔して、キャノンのフィルムカメラを2台、東京での仕事のために貸していただく。
焼き鳥屋「戎」に、写真家の横木安良夫さんもやってきて飲む。
その後、ベトナムのビアホイとたいして違わないようなつくりのワインバーで(実際はかなり違うのだけど)11時ごろまで。
横木さん,RCさんにベトナムでの仕事のアドバイスなどいただくが、ポンポンと出てくるアイディアには驚かされる。
やはりカメラマンにも企画力は必須なのだろう。